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サラ金崩壊―グレーゾーン金利撤廃をめぐる300日戦争
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サラ金崩壊―グレーゾーン金利撤廃をめぐる300日戦争
井手 壮平

定価: ¥ 1,575
販売価格: ¥ 1,575
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発売日: 2007-03
発売元: 早川書房
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外からは見えなかった上限金利引き下げの舞台裏の攻防を詳述!
文句なしの星5つ(実質的にはそれ以上素晴らしい)。ものすごいノン・フィクションが出たなぁというのが第一印象です。この本は、マスコミ記者でしか知りえないようなかなり高度な内容を含んでいるので、消費者金融業界にある程度の知識を持った読者でなければ読みこなすことさえ難しいかもしれません。私は消費者金融業界のアナリストを務めておりますが、ずっと求めていた情報が本著に詳述されており、武者震いがしました。また、プロ中のプロであるSFCG(旧商工ファンド)の大島社長も先日開催された業績説明会の場において、「よく書けている」と本著を高く評価なさっていらっしゃいました。サラ金の上限金利問題が浮上したとき、誰もが思っていた「キャスティングボードを握っているのは、金融庁か、政治家か、マスコミか、業界団体か、弁護士か、外資系の意向を受けた米国政府か」という疑問が、本著によって明らかになります。業界関係者や金融株に投資している投資家にとっての必読書です。
血の通った金融ルポ
現役共同通信社記者の手による金融ルポである。
まだまだ記憶に新しい、最高裁によるグレーゾーン金利否定から
貸金業法成立までの出来事をほぼ時系列に追っている。
本書は、起こった事実をただ並べるだけではなく、
多くを金融庁職員など当事者からの証言で描いている。
人間ドラマと書いてしまっては安すぎるが、
無味乾燥な法律文を一つ成立させるために、
多くの人間たちの努力と軋轢、執念と妥協が
その裏に数多く隠されている点は、
一般報道からだけでは伺えなかった事実だ。
私もグレーゾーン金利の問題については一応、
新聞やテレビで追って来たつもりではあった。
しかし関係者たちに直に取材した記者の筆に、
(金融庁など、金融機関にやたら難癖をつける
嫌味な機関くらいの認識しかなかったが)
実に血の通った問題であることを再確認させられる。
本書に書かれている通り、昨年繰り広げられた一連の動きは、
確かに貸金業界とそれをめぐる問題の歴史的な転換点であったろう。
本書は後世から見たとしても、その貴重な証言である。